それはつまり君が好きだから

キスマイ千賀健永くんが大好きっぽい

NEWS LIVE TOUR 2015 White in 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ

2015.3.29



並々ならぬ無の感情を持って、初めてからあげくんを食べながら向かった会場。それが真駒内セキスイハイムアイスアリーナ。名前長いな。
1年半振りに訪れるそこはやっぱり変わらずに立地の悪い会場で、それでも何かと思い出深い場所なので遠くから見えただけで胸が弾みそうになる(今回はとりあえずからあげくん食べてたけど)。

はじめ今回のNEWSのツアーが発表された段階でその日程を確認して絶望の淵に立たされた。前回のブログで『福岡公演しか行きません』とか宣言しちゃったけど、まず相方も私も土日は仕事をなかなか休めないため話し合った結果諦めようということになったし、地元である札幌公演も土日で…というか愛すべきリーダー小山慶一郎の生誕日以外全て土日という時点で、土日休むのにかなりの勇気と度胸とその前後に待ち受ける溜まりに溜まった仕事を片付ける根性がなきゃやってられない系社会人の私には縁のないツアーなんだろうと考えた。
そして担当である千賀健永の所属するKis-My-Ft2もほぼほぼ土日なんだろうな、と考えたところで本気で転職を考えるところまでは落胆していた。

それでもせめて1公演は、そう思って無理矢理休みを強奪して(職権乱用とも言う)入る決意をした地元である札幌公演。

今回はアルバム発売~公演を終えるまでの私のただただドロドロした感情を曝け出します。何も面白いことも感動することも書きません。

ただひたすら、ドロドロ。


ツアー真っ只中なので、ネタバレは含みません。ただ、これだけは言っておく。いやこれが最大のネタバレだと思うんだよね



NEWSめちゃくちゃかっこよかったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!




まず、ツアー発表の前に私のキスマイアカウントでキスマイを差し置いてタイムラインを沸かせたアルバム『WHITE』の発表
大変申し訳ありませんが、未だに手元にはありません。会場で買おうか悩んだけどやっぱり買ってない。買おうとは思っている。公演入った今だからこそ、我が家にお迎えしなければいけないとは思っている。
買わなかった要因としては、NEWSに非があるわけではなくその発売日直前にKis-My-Ft2と舞祭組のシングル発売が控えていたからで、avex様の大量発売を見越すとまずそんな余裕今はない、そう判断したからです。

ただ、はじめてそのタイトルを目にした時は本当に心が震えた。すっごくいいタイトルだと思った。長年白をグループカラーとしてきた彼等が何色にも染まる白を今になって発信するなんて抜群にハマってる。そしてTeam Whiteという言葉は『4+FAN=NEWS』小山慶一郎のその言葉を思い出した。やっぱり最高。

ショートフィルムに関しては多くは語らない。
とりあえず、シゲアキ先生の言葉が有言実行されて嬉しい。それに尽きる。

そのWHITEという名前が付けられたアルバムの蓋をいざ開けてみると、このようなところであまり言うことではないだろうけど、NEWSテゴマスが発売してきたシングルアルバムの中でダントツで私にはハマらなかった。前回のアルバムが発売された時はがっつり増田担で、NEWSというグループ名をタイトルにしたアルバムはcompassから心動かされて泣きながら聴いたことを覚えている。今でもあのアルバムの曲を聴くと2年前の夏を思い出して泣きそうになるよ。楽しかった。本当にあの夏はNEWSのものになっていた。
それでも、楽曲全てがハマる必要はないと思ったし、その必要性も感じなかったのが事実。NEWSを心からまっすぐ好きな子に伝わればいい。それが第一。

しかし危機感はあった。このシンプルすぎる感情のままNEWSのツアーに行って自分が何を感じるのかが全く読めない。しかも公演日前には自担のマルチアングルが見れる。やばい。←いろんな意味で。

NEWSを降りてから(今の状況が傍から見て“降りた”と言えるかどうかは別問題)4ヶ月が経って変わらずに思い続けていることが1つだけあった。

『私に後悔をさせてほしい』ということ。
どん底に突き落としてくれたっていい。また悩ませてほしい。それだけのNEWSであり続けてほしい。それだけの増田貴久という最高のアイドルを貫いてほしい。そんな存在でい続けてほしいし、そうでなくちゃいけないとも思った。だって、NEWSだから。

ただ困ったことに、私を真駒内の会場まで連れて行ってくれる友人も元増田担で、完全に2人とも自担に沸いていた。前日友人宅でお酒を飲みながら、Kis-My-Ft2のマルチアングル舞祭組のマルチアングルとHey!Say!JumpのMVとメイキングを見てきゃーきゃー騒ぐ始末。翌日NEWSのコンサートとはとても思えないテンション。困った。

最終的に『どうする……』となり、そして見始めた1枚のDVD。それがこちら。



なぜPacificなのか。それは私達の“原点”だから。割と最近知った事実ではあるけど、その友人と私はほぼ同時期に増田担となり2人とも初めて入ったコンサートがPacificで同じ公演日だった。Twitter上で絡み始めた当初は増田さんへの沸くポイントが似てるね♡程度だったのがほぼ同時期に担降り問題に頭を悩ませ、最終的に一歩踏み出し年下に堕ちて世界を赤と水色に染める決意をしていた。もはやちょっと怖い。


そんな私達がPacificを見たのは大成功だった。沸いた。久々に沸いた。漆黒のジャニヲタ人生に感謝できた。あの頃の増田さんは自分の中で絶頂期でもう本当に楽しかった。そのDVDで千賀くんも発見し私のテンションが深夜にピークを迎えた。

いやもう最初からこうすればよかったよね←


いい感じでテンションを上げて眠った午前4時。目を覚ましたらNEWSに会いに行くんだ。なにこれ楽しい。

のんびり起床して悩みに悩んで購入した真っ白な参戦服に着替え髪をセットしてもらい自担のメンバーカラーの髪飾りを付ける。黄色は身に付けなかった。駅まで向かう車の中でNEWSを流す。超いい感じ。なにこれ楽しい。
この曲聴きたいね、あの曲歌われたら泣くわ、そんな風にNEWSで楽しめるなんて思ってもいなかった。なにこれ楽しい!!

お腹が空いた私達はコンビニでからあげくんを購入し地下鉄に乗り込む。あぁからあげくん食べたい……早く駅に着け……そして話は冒頭に戻る。駅から会場への道程で私達はからあげくんを食べていた。何度も足を運んだ真駒内アイスアリーナにまさかからあげくんを食べながら向かう余裕ができる日が来るなんて。そして後ろを歩くNEWS担の子は28日も入ったのだろう、ネタバレやめて。


会場に着いてグッズ売場に向かい当たり前かのように言う『増田貴久の団扇1つ』あぁ懐かしい。久しぶりだな、真駒内。1年半振りだな。
その友人にしか伝わらないけど会場入る直前にシンクロした『いい感じ』がおもしろすぎたからここに残しておくね。


超どうでもいいけどアリーナ入場口の手荷物検査してたお兄さん私の小学校の同級生でした。多分バレてない。いやバレるな。恐ろしい。

そしていよいよ足を踏み入れた会場内。落ち着いて席に着く。決して騒がない。団扇とペンライトとタオルを用意する。決して騒がない。時計を見る。開演10分前。決して騒がない。周りが少しずつ立ち始めたのでとりあえず立ってみる。よしステージ余裕で見える。そしてまた座る。……なんだこの落ち着きようはと焦り始める。

会場が暗転する。一斉に広がるペンライトの海。綺麗。白綺麗。コンサート会場では必ずペンライトの海を眺めるけど、白が1番綺麗。
歓声の中ステージに現れるNEWS。本当にごめんなさい。本当にごめんなさい。私、何故か笑いが込み上げて1人で声を出して笑った。何故かは本当に今でもわからない。ただその直後緩んだ涙腺の理由は理解している。

『NEWSに会いに来たんだ』そう実感したから。4ヶ月前までずっと待ち焦がれていたNEWSの活動。それが今まさに目の前にある。NEWSが作り上げるステージの演出の一部に今自分がなっている。手に持っているペンライトの白い光がその他大勢と合わさって4人の視界を埋め尽くしている。その瞬間がたまらなく好きだ。

それでも隣に入っている友人と私はどこか浮いている感覚もあった。“無”に近い感情が未だにあったから。戸惑った。どうしようかと思った。
ただ、そんな不安は徐々に徐々に消えて行く。

結論から言えば、NEWSは変わらずにNEWSだった。大好きだった、今でも大切な増田さんは相変わらず増田さんで、しまい込んでいた感情がだんだん戻って来た。簡単に言うと、沸いた。
可愛いとか、かっこいいとか、ダンスがやっぱり増田さんとか、そんなのはもう大前提にある。何に沸いたってあの増田さんが超ご機嫌…!!絶好調すぎた。何があったの北の大地で……


そして曲名は伏せますが、NEWSが4人になった時からコンサートで聴くことはもうないだろうと諦めていた曲があった。美しい恋にするよツアーの時に披露され、手越さんを除く3人が涙を堪えながら歌ったShareもそうだけど、その曲は披露が難しいと思った。あまりにも以前披露された演出が定着しているし、それを4人で行うにはインパクトにも欠けて困難。そもそもその曲にある以前の演出のイメージを覆す必要もないように思えたし、見たいならディスクを引っ張り出すしかない。そう思っていた曲を披露した瞬間に鳥肌が立った。そして会場に着くまでにこの曲聴きたいね、と話していた曲が歌われたことに思わず運命を感じるしかなかった。

最後の最後まで4人が作り上げた空間は4人にしか作り上げることのできない最高の空間だった

そしてアルバムを聴いた時には全くと言っていいほどハマらなかった曲たちが、すんなりと自分の中に入り込んできた。これが、今のNEWS。最高にかっこよかった。




決意表明か何かで書いたけど、元々私は増田貴久ありきでNEWSが好きだった。NEWSの曲を知り、友人にドル誌を見せてもらい当時のNEWSのメンバーが載ったページを見せられ『誰が好き?』と聞かれた私が指を差したのは加藤シゲアキなんだけどね?それから数日後友人からたくさんのNEWSの映像を借りて見つけてしまった増田貴久というアイドル。笑顔が印象的な彼が踊り始めたらその空気感が変わるのがテレビ越しでも伝わったし発せられる歌声は笑顔から想像できないくらい力強くてそれなのに優しさに溢れていてどんどん引き込まれていった。それが、全ての始まり。増田さんが魅せる世界(別名:沼)にハマった私ははじめに指を差した加藤シゲアキのことなんてすっかり忘れて増田さんにのめり込んでいった。
コンサートに行けば増田さんしか見ていないのでその場で回るメリーゴーランド状態のため誰がトロッコで1mの距離に来ていようが背中を向けていたし、他メンバーのソロ曲を除き私の視線の先には必ず増田さんがいた。
それは4人になっても変わらなかった。4人での活動を決めたNEWSというグループに愛しさもあったし突如湧き起こった小山愛なるものもあったけど、それでもやっぱり『担当の世界にどっぷり浸かる』精神にのっとり増田さんを追いかけていた。
なので、前回のツアーがはじめてだった。はじめて、4人のNEWSかっこいいじゃん、そう思った。
そして、今回のツアーで1番自分自身に驚いていたのはNEWSとJr.を満遍なく見ていたということ。満遍なく、というと語弊もある。同じ割合では確かに決してないけれど、Jr.を可愛いなと思ってあれ誰だろ?と考える余裕もあったし、例によって小山さん……と溜息つきながら見ていたし、手越さんその髪型はライオンヘアーが進化したの?と疑問に思いながら見ていたし、加藤さん幸せそうだななんて微笑ましく眺めていたりもした。メリーゴーランドではなく、会場全体を見ていたのが初めてだった。うん、6割は増田さん見てたけどね。

再始動という言葉が付いて回った美しい恋にするよツアーは『新生NEWS』としてメモリアルなツアーになって、10周年の節目を迎えてこれもまた感動的なものになった前回のツアーを終えて、このタイミングで今回の構成で演出で披露された今のNEWSはWhiteを掲げているだけに『原点回帰』その言葉が似合っているように思えた。これでこそ、NEWS。ずっとみんなが会いたかったNEWS。それだけ全てがよかった。非の打ちどころなんて1つもなかった。私の中で今までで1番綺麗なコンサートだった。


小山慶一郎は一寸の狂いもなく愛すべきリーダーだった。
加藤シゲアキはここにきて最年少キャラを十分に発揮した愛おしい存在だった。
手越祐也は相も変わらずNEWSを歌で引っ張っていく頼もしい存在だった。


そして、増田貴久。
増田さんのソロ曲ってどんどん進化していって今やファンが沸く曲よりかは、増田さんの好きな音楽を詰め込んだものを提供するスタイルに変化していて、今回のソロ曲ほど難しいものはないなと思った。スーパーハイレベル。超有名なとある方もブログに記していたけど、噛み砕くのが困難で、増田さんが伝えたいメッセージが果たしてなんなのか、それを読み取ろうとペンライトを振ることも忘れて無心で眺めたけど、考えているうちにその曲は終わってしまった。ただ思ったことは『本当に洋楽好きなんだな……どこから来日したの?』←これだけ。ちょっと噛み砕けた人いたら教えてください。きっと私にはこれ以上噛み砕けない。

はじめにも書いたけど『後悔させてほしい』とわけもわからず願っていたりもした私は、結局後悔なんて何一つすることはなかった。
むしろこれまでの増田さんを追いかけていた日々も、離れたことまでも肯定せざるを得なかった。それだけ変わらずに増田さんはそこにいた。

両手を広げて会場を見渡す増田さんはやっぱり優しかったし、歌詞の一つ一つを壊れ物かのように扱ったと思えば苦しげに歌詞を吐き出す姿は見てて顔を歪めてしまうほどだったし、何より幸せそうに微笑んでいたから全てがクリアな世界だった。

見つけるべくして、私は増田さんを見つけた。
満足いくほど見てきたわけではないけど、何一つとして後悔はない。


公演が終わり、私自身悩みが増えているんじゃないかと思っていたけどそんなことは全くなくて、すごくスッキリしていた。楽しかった。ただひたすらそれだけ。待っていたよ、このNEWSを。


あまりにテンションが上がった私達はそのままの勢いで会場を出て札幌駅に向かい、私の愛車に乗り込みNEWSを流しながら車を走らせ、いつもの場所でご飯を食べ3時近くまで居座り、家まで送り届けようとしたが『家に帰るまでがWhite』という増田さんの言葉を受けてまだWhiteを、この楽しい1日を終わらせたくなくてゲームセンターのはしごをした。もはやテンションわけわからない。
あまりにテンション上がって車から財布と携帯と団扇3枚とペンライトだけを持ってプリクラを撮りに行った。なにこれ超たのしい!!!!
そして私はそこでまさかのペンライトを割るという始末。なにこれ超泣ける……


私が今回こんなにもありのまま純粋に楽しむことができたのは、これまでたくさんの感情を共有してくれて、札幌公演に一緒に入ってくれた友人のおかげだと思っています。この場を借りて本当に本当にありがとう。パグピグ!



私がWhiteを終えたのは早朝5時だった。
セットされた髪をほどくのもお揃いで購入した真っ白な服を着替えるのも惜しかった。それだけ心から楽しめたNEWS札幌公演。

あとは相方と大切な思い出の地でNEWSを見れたら全てが収まる気がしてる。

慣れたように過去の感情を引っ張り出したと思えばそれをしまい込むのも慣れたようで、今はとにかく早くKis-My-Ft2のツアーも決まれと切実に願っている。




すごくすごく楽しかった!!!
これ以上の言葉が出てこない。
大切な曲で大切な瞬間をくれてありがとう。

きっとずっと大切。




『背中押してもらえた?』
終演後の会場で問われたこの言葉にやっと答えが見つかりました。

いいえ。でも、背中を押されたから私は今ここにいるよ。もうあの瞬間に私は背中を押されたから、だからこそ今こんなにも真っ白な気持ちで増田さんを見ることができたんだと思う。




あなたが笑えば、世界も笑う。
世界が染まって包み込んでくれますように。





また、5月に会いましょう。ばいばい!