それはつまり君が好きだから

キスマイ千賀健永くんが大好きっぽい

長年手越祐也から聞かされていた『愛しの子猫ちゃ~ん』という言葉ですがNEWSがデビューから12年、4人体制になってから4年、わたしがNEWSから担降りして2年という歳月を経て、NEWSこそがまさにわたしの『愛しの子猫ちゃん』だと確信した話


2016年6月11日東京ドームで行われた、
NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO
行ってきた。感想がこちら。



タイトルそのまんまだった。
今回のツアーは本当に行こうという意欲が湧かなかった。自分自身の状況、環境、タイミング、感情どれをとっても『そうだ!NEWSに会いに行こう!』そうはなれず地元公演の申込すらしなかった。

そんな時はうまいもので相方との都合も合わず本当にどの公演も入る予定がなかった。
去年のような諦めでもなんでもなく、そもそもの意欲がなかったのだから仕方がない。

ただそれは申込段階の話であり、いざTwitterのTLがNEWSで溢れてくる頃には『くそ、申し込めばよかった‥‥!!』そう思っていたし、前回のWhiteアルバムはツアー参戦したにも関わらず購入していなかったのに対してサラッと今回のアルバムQUARTETTOは購入していた。

『こりゃ探すしかないな‥‥』そう思ったは良かった。が、私はNEWS垢を既に削除しているので千賀垢しかない。いや無理だ‥‥このアカウントでチケ業無理‥‥その瞬間女神が舞い降りた。今回東京ドームはフォロワーさんの同行という形で参戦した。キスマイ×NEWSなんて絶対私この人のこと好き!!!その一心で送ったリプライ。いやまじで女神でした‥‥溜息



私は担降りするまでの9年間の中で、東京ドーム公演に入ったことがなかった。昔は今の何百倍もゆるヲタなるものをしていたので遠征という概念がなかったからだ。唯一担当していた時期の中遠征を覚えたタイミングで行われた、あの10周年のたった1日だけの東京ドーム公演。
当時の私は申し込めないことに悔し涙すら流せなかった。それだけの理由があった。名古屋のオーラス公演入れたんだからいいじゃん。そう言い聞かせていた。

そんな想いもあの日たった1日だけ、NEWS担が同じ動画を再生した日。同じ曲を全国でNEWS担が何度も何度も聴いていたあの日に、悔し涙を流した。


そんな東京ドームに行ってきたわけですよ!!!!


グッズ列やばいとか6月のくせに暑すぎとか人多すぎとか足痛すぎとかそんなこと全部どうでもよくって、とりあえず残しておきたいことを残したいだけ残す。


はじめてQUARTETTOを聴いたとき暗転したメインステージでTheme of “QUARTETTO”を奏でて欲しいと思った。それからライトに包まれてのQUARTETTOなんて最高すぎる。そんな妄想を抱いていた私は、今回の構成に心が震えた。かっこよすぎない?とてつもなくかっこよすぎない?

今回のセトリって『あれ?15周年だっけ?』と思わせるような過去の定番曲を存分に入れてきていて今回のアルバムをあまり聴き込んでいない、もしくは私のように担降りして過去の曲の方が染み込んでる人にとっては最高だったんじゃないか、と。
去年は新たなNEWSの中にSNOW EXPRESSとWinter Moonを入れてくることによってグッと引き込まれたけれど、今年はもっとフラットに、『新生NEWS』ではなく『過去現在未来のNEWS』を見ている感覚だった。


そして、東京ドーム公演のみで行われた西本智実氏率いるイルミナートフィルハーモニーとの四銃士星をめざして。まさか東京ドームでオーケストラ×NEWSを見れるなんて誰が想像していただろう。美しい光景だった。本当に綺麗だった。
四銃士が発売された時にはさほど興味もなく、時折TLに流れてくる画像等を見て『ふーん』程度だった。
アルバムを購入して初めてちゃんと聴いた楽曲だったけれど、ドームで、オーケストラで、あの光景を見せつけられたら好きにならない理由がない。
指揮者である西本智実氏の横で踊る増田さんは最高に美しかった。
でもそれより私は星をめざしてのほうがよっぽど心打たれた。

みんないるかい
星をめざして 君に導かれ
歌いながら ぼくは歩きだす
ふり返らないさ 傷だらけの
少年時代など

進化を見せつけられた瞬間に歌われたこの歌詞で、私が知らない間にNEWSは前へ進んでいたことに気付かされた。

さくらガールを踊る増田さんも、チェリッシュを踊る増田さんも、愛言葉歌いながら手を振る時に動きが大きすぎて片足浮かせてる増田さんも、前髪チェックに余念のない増田さんも、大好きだった。

Wonderなんてもう最高なんてもんじゃない。MVを見ているかのような気分だった。セットのゴールドと、多数のレーザーライトで彩られる場内とJrを従えて踊るNEWSはただただMVだった。あのまま切り取ってMVとして発売しても何一つ問題ない。
歌の合間に増田さんが『Wonder』って言うけれど、あれどうして会場は沸かないんだろう?言われる度にペンライト握り締めて足をばたつかせて声にならない声を上げていた私は一体何なんだろう。ドッカンいかないのが不思議だ。

千賀くんのダンスって言葉で表すなら“ガツガツ”で、あんな華奢な体で大好きなダンスを全身で表現していてそんな千賀くんが大好きで、千賀くんが踊れば踊るほど私は好きになってしまうんだけど、増田さんのダンスは言葉で表すなら“ふわふわ”。柔らかくて優しくて全部まるごと包み込んじゃうようなダンス。増田さんがそこで踊ってるだけで安心感に包まれるから不思議だ。



さて、本題へと移ります。

長年手越祐也から聞かされていた『愛しの子猫ちゃ~ん』という言葉ですがNEWSがデビューから12年、4人体制になってから4年、わたしがNEWSから担降りして2年という歳月を経て、NEWSこそがまさにわたしの『愛しの子猫ちゃん』だと確信した話


簡単に言うと、私がNEWS担だった頃嫌いな曲や苦手な曲、ハマらない曲というのが何一つなかった。
どこを切り取ってもNEWSにしか歌えないその曲たちをもれなく私は大好きでいたし聴き込んできた。例えばポコポンペコーリャでさえも。だって、『パピプペポ ポコポンペコーリャ』なんて歌詞意味がわからない。全然理解できない。それでも最高にキュートでポップなこの曲でさえ私は大好きだ。

それがある時急にNEWSは変わり始めた。(と、同時に増田さん本人も変わってしまったというのはまた別の話)例えばKAGUYA、例えばチュムチュム。私には到底受け入れられなかった。
ただKAGUYAに関しては、増田さんの『Looking for my princess』ここがたまらなく好きなのでまだ良かった。なんなら公式写真もある。
しかしチュムチュムに関しては全く理解ができなかった。どうしちゃったのNEWS。どこへ向かうのNEWS。そう思ってしまうのは完全な私のエゴではあるが、NEWSに歌って欲しいのはそういう曲じゃない、そう思ってしまう。
実際にコンサートで見た時も同じだった。

それでも笑顔で歌う増田さんはやはり可愛くって、苦手意識のあるチュムチュムでさえ見てるとこちらまで笑顔になってしまうほど。

そうか、これだ。そうなんだ。

私には受け入れられないNEWS。それでも大好きだったNEWS。いつ見てもそこに変わらず存在し続けるNEWS。たまにふらっと思わぬ方向転換をみせるNEWS。

全部じゃなくたっていい。全部を受け入れなくたっていい。私が好きなNEWSは今まで見てきたNEWSであり、過去を守り続けるNEWS。
愛しくって仕方が無い。嫌いなとこは嫌い。でもそれでも、愛しい。

TEPPENを聴いた時に感じた『この4人にTEPPEN取って欲しい』という感情はきっと消えることはないし、さくらガールを聴いた時に感じたこの愛しさはきっと一生消えない。
いいよ、もう自由にやりなよ。自由気ままにどんなことにも向かっていけばいい。それでもきっと私はこんなふうにNEWSを愛しく想うから。


少しくらいのイタズラは許す。だからその何倍も愛しさで溢れさせてほしい。
そんな願い事をしたくなるような、東京ドーム公演だった。





余談ですが、実は東京ドーム公演前日まで私の私生活はボロボロで泣いてばかりいたし弱音を吐いてばかりいた。「もういやだ」そんな言葉を馬鹿みたいに吐き続けた。そんな中で迎えた東京ドーム公演。小山慶一郎は言った。

『嫌なこと、忘れられた?』

忘れられたよ。何度も涙が溢れたよ。ありがとう。







あの日、増田さんは言った。

15年前に初めてコンサートに出させてもらったのがKinKi Kidsさんの東京ドームで、12歳の小学校6年生の頃で、その頃はギリギリ隅っこのセットの下で踊ってて、振り返って‥‥なんでこんなにたくさんの人が同じ予定で同じ時間に集まったんだろうって‥‥
4人で美しい恋にするよのツアーやった時、僕は4人でドームで復活したい!って言ったんですけど、その頃はどういう方向性でやっていくのかも分かってなかったのかもしれないし、ドームは出来ずに、野外の会場でやって結果良いツアーが出来たんですけど、心のどこかでもうドームのステージには立てないのかなと思ってすごく悔しかったです。


すごく悔しかったのを今でも覚えている。
あぁ足りなかったな、そう思った。
こちら側の何かが足りなかったんだな、そう思った。


増田さんが『東京ドームで復活したい』と言って、その案が棄却される瞬間。その時の増田さんの表情なんて容易く想像できるじゃない。手を握り締めてまっすぐの視線の中に“なんで?”疑問が浮かんでるところが簡単に想像できた。


そんな増田さんが今年はこう言った。

またドームに連れてきてね


心が震えた。涙が溢れた。
そんなこと言われたら、頑張りたくなるじゃない。私の力なんて必要とされていなくても、それでも何かしたくなるじゃない。



人生で2回目の、今度はNEWSという階段を再び転がり落ちた感ある




と、言いつつも来週にはキスマイのアルバムが発売されるしあと数週間でツアーも始まるし、きっとまた私の夏はキスマイと千賀くんで染まる。

とてもいいタイミングで見れたNEWS。

また会いに行くね。